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リンパドレナージュ

リンパドレナージュを学ぼう!

リンパ浮腫は、本来のリンパのルートが途絶えています。腕のリンパ浮腫の場合は、くび(鎖骨の上)と腋の下に流し込むイメージで、足のリンパ浮腫の場合は、足の付け根に流し込むイメージです。基本的に、ドレナージュは上流(心臓に近い方)から先に流します。

※自分で行うリンパドレナージュは、セルフドレナージュまたはシンプルドレナージュなどとばれます。
リンパ浮腫の治療院などでリンパ浮腫療法士などの医療者に行ってもらうドレナージュはマニュアルリンパドレナージュ(MLD)と呼んで区別しています。

腕のリンパ浮腫のセルフドレナージュ

  • 1
    皮膚に手のひらを密着させます。強く押さえ過ぎるとかえってリンパの流れを妨げるので、軽くあてがう程度にします。
  • 2
    あてがった手をリンパを流したい方向に1秒くらいかけてゆっくりと最大限ずらします。
  • 3
    ずらした後に力を抜き、手の位置を元に戻します。これを5回から10回繰り返します。
  • 4
    手のひら位置を変えて、①~③を繰り返します。
※蜂窩織炎の症状(熱感や赤味)があるときはセルフリンパドレナージュをしないでください。

セルフリンパドレナージュの準備運動

始める前に、準備運動として肩回しと腹式呼吸を行います。

  • 肩まわし
    肩まわし

    両肩をゆっくりとまわして、頸部と腋窩のリンパ節を刺激します。(10回)

  • 腹式呼吸
    腹式呼吸

    腹式呼吸で、腹部の中心のリンパ管(胸管)を刺激します。(5回)。

右うでのリンパ浮腫のセルフリンパドレナージュ

右うでのリンパ浮腫のセルフリンパドレナージュ」

骨盤内のリンパ流が滞っているため、左足に近い方つまり左側の腋の下にリンパ液を誘導します。(右足のリンパ浮腫の場合は、右腋窩に誘導します。)

step1 左側の腋の下ヘリンパ液を導く
  • 左側のわきの下ヘリンパ液を導く
    左腋の下に手のひらをあて、ゆっくりと円を描くようにマッサージします。
  • 左側のわきの下ヘリンパ液を導く
    左の胸部の皮膚をずらして、左腋の下に誘導します。つぎに右胸部の皮膚をずらして左胸部の皮膚に誘導します。最後に右腋の下から右胸部に誘導します。
step2 右側の鼠径部ヘリンパ液を導く
  • 右側の鼠径部ヘリンパ液を導く
    右側の足の付け根の動脈が拍動しているところの皮膚を円を描くようにマッサージします。そこにリンパ節とリンパ管があります。
  • 右側の鼠径部ヘリンパ液を導く
    右側の足の付け根に向けて、右下腹部、脇腹の皮膚をそれぞれ動かします。次に右胸部の皮膚を右腹部に向けて動かします。
「右腕のセルフリンパドレナージュ」それぞれ5~10回行ってください。
「右腕のセルフリンパドレナージュ」それぞれ5~10回行ってください。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右上腕の外側の皮膚を肩の裏に向けて動かします。 肩に近いところから始めて、肘に降りてきます。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右上腕 の内側の皮膚を外側に向けて動かします。 肩に近いところから始めて、肘に降りてきます。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右上腕 の後ろ側の皮膚を前側に向けて動かします。 肩に近いところから始めて、肘に降りてきます。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右ひじの内側の皮膚を肩に向けて動かします。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右ひじの外側の皮膚を肩に向けて動かします。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右前腕の内側の皮膚を肘の方向に向けて動かします。肘に近い皮膚から始めて、手首に降りてきます。
右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
右前腕の外側の皮膚を肘の方向に向けて動かします。肘に近い皮膚から始めて、手首に降りてきます。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右手首の外側の皮膚を肘方向に動かします。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右手首の内側の皮膚を肘方向へ動かします。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右手の甲の皮膚を肘方向へ動かします。
  • 右腕のセルフリンパドレナージ(それぞれ5~10回)
    右手のひらの皮膚を手首方向にさすります。

足のリンパ浮腫のセルフドレナージュ

左足のリンパ浮腫のセルフリンパドレナージュ

左足のリンパ浮腫のセルフリンパドレナージュ

骨盤内のリンパ流が滞っているため、左足に近い方つまり左側の腋の下にリンパ液を誘導します。(右足のリンパ浮腫の場合は、右腋窩に誘導します。)

左腋の下へのリンパ液の誘導

  • むくむ可能性がある、むくんでいる脚と同じ側のわきの下ヘリンパ液を流す
    左側の腋の下に手のひらをあて、ゆっくりと円を描くように皮膚を動かします(10回)。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる脚と同じ側のわきの下ヘリンパ液を流す
    左腋に近い方から左わきの下へ向けて皮膚を動かします。順に鼠径部まで降りてきます。

「左足のセルフリンパドレナージュ」それぞれ5~10回行ってください。

「左足のセルフリンパドレナージュ」それぞれ5~10回行ってください。

  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    大腿外側の皮膚を鼠径部に向けて動かします。鼠径部に近い皮膚から始めて膝まで降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    大腿前面の皮膚を外側に動かします。鼠径部に近い皮膚から始めて、膝まで降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    大腿内側の皮膚を大腿前面に向けて動かします。鼠径部に近い皮膚から始めて膝まで降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    両手で大腿をかかえながら、大腿の裏面の皮膚を外側に向かって動かします。臀部に近いところから始めて、膝裏に降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    膝を両手で包むようにして、その手を大腿部に向けてさすります。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    膝裏の皮膚を大腿外側、裏側に向けて動かします。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    すねの前面の皮膚を膝方向にさすります。膝から近いところから始めて、足首に降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    ふくらはぎを両手でつつんで、皮膚を膝裏の方向にさすります。膝裏から近いところから始めてアキレス腱に降りてきます。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    くるぶしを両手でつつんで、上方にさすります。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    アキレス腱を両手でつつんで、ふくらはぎの方向にさすります。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    足首の前面の皮膚、足の甲の皮膚をそれぞれ順に上方にさすります。
  • むくむ可能性がある、むくんでいる側の脚のドレナージを行う
    最後に足の甲からわきの下までの皮膚を一気にさすり上げます。
参考文献:増島麻里子=編著
リンパ浮腫セルフケアブック「病棟・外来から始めるリンパ浮腫 予防指導」
P183~197 医学書院2012

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